持続可能な環境|エネルギーマネジメント

エネルギーマネジメント

私たちは、革新的な技術への投資や、再生可能エネルギーとカーボンニュートラルの実現に向けた取組を通じて、事業活動に伴う環境負荷の低減を積極的に推進しています。資源の有効活用や廃棄物の管理を徹底し、国際的な環境規制や気候変動のリスクにも柔軟に対応できる体制を構築しています。

SDGS
SDG 7  エネルギーをみんなに。そしてクリーンに
SDG 9 産業と技術革新の基盤を作ろう
SDG 12  つくる責任、つかう責任
SDG 13 気候変動に具体的な対策を

15818000

kWh

累計省エネ量(2010年~2023年)

37

%

2020年に対するGHG削減率(2023年)

880000

kWh

再生可能エネルギーの設置による年間発電量

エネルギーマネジメント方針とコミットメント

当社は、エネルギーマネジメントの強化とエネルギー効率の向上を目的として、ISO 50001エネルギーマネジメントシステムを導入しています。

また、サステナビリティ委員会の下に専門のタスクフォースを設置し、施設管理部門をはじめとする関連部門が連携して取り組みを進めています。

タスクフォースでは、定期的にエネルギーマネジメント会議を開催し、エネルギー使用状況や施策の進捗状況を確認・評価しています。さらに、各プロジェクトの成果や優良事例をグローバル拠点間で共有することで、省エネルギー活動の継続的な推進と目標達成に取り組んでいます。

エネルギー使用状況

当社の主要なエネルギー源は電力です。2025年において、ヌヴォトン台湾の総エネルギー消費量の約95%を購入電力が占め、残りは主に天然ガスおよび車両用燃料によるものでした。また、自家消費を目的とした太陽光発電設備を導入しており、その発電量は総エネルギー消費量の約1.4%に相当します。

一方、ヌヴォトン日本では、購入電力が総エネルギー消費量の約71%を占め、残りは主にLPG(液化石油ガス)、重油、天然ガスなどの燃料によるものでした。また、PPA(電力購入契約)による長期的な再生可能エネルギー調達や非化石証書の活用を通じて再生可能エネルギーの利用拡大を進めており、その利用量は総エネルギー消費量の約5%を占めています。

 

 

エネルギーマネジメント戦略

当社は、それぞれ2022年および2023年にISO 50001エネルギーマネジメントシステムの認証を取得しました。P-D-C-A(Plan-Do-Check-Act)サイクルを活用し、エネルギーマネジメントプロセスの継続的な改善に取り組んでいます。

当社は、以下の3つの重点施策を軸にエネルギー管理を推進しています。また、省エネルギー改善計画については毎年見直しを実施し、継続的な改善を図っています。

  • 省エネ設備の活用:設備更新時には高効率機器を優先的に採用するとともに、圧縮空気設備、冷水システム、空調設備、ポンプ設備、照明設備の運転最適化を継続的に推進しています。
  • スマートエネルギーマネジメント:エネルギーマネジメントシステム、エネルギー監視システムおよびAI制御技術を導入し、エネルギー使用状況のリアルタイムな可視化と異常管理を強化しています。
  • 再生可能エネルギーおよび多様なエネルギー戦略の推進:自家消費型太陽光発電設備の導入を継続するとともに、再生可能エネルギーや非化石証書の調達、長期的なPPA(電力購入契約)の活用検討を進め、再生可能エネルギー利用比率の向上に取り組んでいます。

省エネルギー施策

2025年 取組実績
  • 省エネルギー設備の活用: 圧縮空気設備の運転最適化に加え、冷却塔、LED照明、真空ポンプ、製造設備用高効率ポンプ、空調設備および冷水システム関連設備の更新を推進しています
  • スマートエネルギーマネジメント: エネルギー監視体制およびAI制御機能の段階的な整備を進めています。冷水システムへのAI制御の導入、エネルギー使用状況のリアルタイム監視、運用戦略の最適化を通じて、エネルギー効率の向上を図っています。
  • 再生可能エネルギーおよび多様なエネルギー戦略の推進: 台湾延新工場では、自家消費を目的とした太陽光発電設備を導入しています。ヌヴォトン日本では、太陽光由来電力の調達、長期的な再生可能エネルギーの調達、非化石証書の活用を進め、再生可能エネルギーの利用拡大に取り組んでいます。
主な実績
  • エネルギー消費量の削減: ヌヴォトン台湾は、2021年の基準年と比較して2025年の総エネルギー消費量を3.5%削減しました。ヌヴォトン日本は、2021年の基準年と比較して41.5%削減しました。
  • 太陽光発電の活用拡大: ヌヴォトン台湾は、819kWの太陽光発電設備容量を維持しており、2025年の年間発電量は約100万kWhに達しました。
  • 再生可能エネルギー利用の拡大: ヌヴォトン日本は、2025年10月よりPPA(電力購入契約)を活用した太陽光発電由来の電力調達を開始しました。年間約700万kWhのグリーン電力供給を見込んでいます。また、2025年には658万kWhの非化石証書を調達し、再生可能エネルギーの利用比率向上を進めました。
  • 省エネルギー施策による成果: 2025年に実施した省エネルギー施策により、年間516万kWhの電力削減を実現しました。これらの施策に対する投資額は4,691万2千台湾ドルでした。

2025 年省エネルギーの成果1, 2

会社

区分

項目投資額 (千台湾ドル)節電量 (kwh/年)節電量 (GJ/yr)
ヌヴォトン台湾スマートエネルギーマネジメントチラーシステムへのAI 制御導入740730,0002,628
システム供給の負荷低減エアコンプレッサーの運転最適化-51,264185
設備更新電気ボイラーからガスボイラーへの更新(第2 段階)5,200220,000792
冷却塔の更新6,18017,64464
LED 照明への更新(20W → 13W)

350

30,600

110

ドライ真空ポンプの更新

2,160

33,900

122

エッチング装置向けチラーの更新

5,375

69,900

252

WCVD プロセス装置の省エネポンプ

2,250

37,595

135

プロセス装置の省エネポンプ

2,160

37,500

135

高真空ユニットのインバータ(VFD)化

3,580

82,000

295

エアコンの更新

4,990

7,000

25

熱交換器の更新

1,300

2026 年稼働予定
年間28,000 kWh 節減見込み
2026 年稼働予定
年間101 GJ 節減見込み
チラーポンプの更新

1,900

2026 年稼働予定
年間15,000 kWh 節減見込み
2026 年稼働予定
年間54 GJ 節減見込み
再生可能エネルギー研新拠点: 太陽光発電の継続

180

1,028,683

3,703

小計33,1652,346,0868,446
ヌヴォトン日本スマートエネルギーマネジメント新井拠点:チラーの冷水温度設定の最適化

-

80,645

290

システム供給の負荷低減魚津拠点:稼働中の空調台数の削減

-

19,274

69

新井拠点:B 棟の生産ライン統合

10,357

658,451

2,370

新井拠点: 従業員寮の閉鎖

-

200,114

721

設備更新長岡京拠点・魚津拠点・新井拠点:LED 照明への更新

3,390

423,581

1,525

再生可能エネルギーの導入太陽光発電の調達

-

1,433,625

5,161

小計

13,747

2,815,690

10,136

合計

46,912

5,161,776

18,582

1 対象範囲はヌヴォトン台湾・日本。 省エネ量は電力1 kWh あたり3.6 × 10⁶ J で算定 
2 合計および小計は2026 年稼働予定の項目を含まず

今後の省エネ目標

戦略・項目短期目標 (2026年)中長期目標 (2030年)
ヌヴォトン台湾ヌヴォトン日本ヌヴォトン台湾ヌヴォトン日本
再生可能エネルギーの使用既存の自家発電・自家消費の太陽光設備に係るグリーン電力証書の申請完了太陽光発電 年間6,941,295 kWh
の購入
再生可能エネルギーが台湾
拠点の総電力使用量の1.5%
太陽光発電 年間11,821,817 kWh 購入
エネルギー使用効率の向上基準年(2021 年)比の電力
使用量6%削減
年平均エネルギー・資源使用原単位の前年比1%低減基準年(2021 年)比の電力
使用量10%削減
2025 年からの5 年間、年平均エネルギー・資源使用原単位の前年比1%低減

地域別エネルギー消費量およびエネルギー原単位(2023年-2025年)

 

過去3年間の電力削減量および削減率

ヌヴォトン台湾

ヌヴォトン台湾単位202320242025
購入電力量GJ258,670256,485250,168
累計節電量 (2021年比)GJ8,25610,44116,758
削減率 (2021年比)%3.093.916.28

 

 

ヌヴォトン日本

ヌヴォトン日本単位202320242025
購入電力量GJ450,691406,554408,708
累計節電量 (2021年比)GJ106,175150,312148,158
削減率 (2021年比)%19.0726.9926.61