コーポレート・ガバナンス|気候変動への対応

気候変動への対応

私たちは常に積極的に新たな市場を開拓し、安定的な収益性を維持しながら、戦略的な特許ポートフォリオの構築に取り組んでいます。経営の透明性と法令遵守を確保するため、私たちに影響を与える可能性のある国内外の政策動向や新たなリスクを常に注視しています。また、誠実な経営というコアバリューの浸透を図り、健全な企業文化の醸成と、持続可能な未来の創出に努めています。

SDGS
SDG 8 働きがいも経済成長も
SDG 9 産業と技術革新の基盤を作ろう
SDG 12  つくる責任、つかう責任
SDG 13 気候変動に具体的な対策を
SDG 16 平和と公正をすべての人に
SDG 17 パートナーシップで目標を達成しよう

100

%

誠実な経営の教育率

5300+

件

グローバルでの特許数

気候変動マネジメントフレームワーク(TCFD)

側面戦略と取組み2025年 実績
ガバナンス
  • 取取締役会は、気候変動マネジメントにおける最高ガバナンス機関として、年度リスクマネジメント報告、施策の実施状況および監査結果を審議します。
  • サステナビリティ委員会は、気候変動に関するリスクおよび機会の管理機関として、毎年、リスク評価結果および管理施策を取締役会に報告します。
  • ファイナンスセンターは気候変動に関する検討会議を定期的に開催し、リスクマネジメントチームと連携して、物理的リスク、移行リスクおよび機会を特定するとともに、対応方針および目標を策定します。
  • サステナビリティ委員会は、温室効果ガス排出、水資源、電力供給リスク、自然災害および法規制などの気候関連課題について取締役会へ報告しました。
  • サステナビリティ委員会委員長は、温室効果ガス排出量、各スコープの削減施策ならびに関連する環境課題・活動について、四半期ごとに取締役会へ報告しました。
戦略
  • TCFD フレームワークに基づき、短期・中長期の気候関連リスクおよび機会を特定します(短期:2026 年、中長期:2030 年)。
  • 気候変動による事業および財務への影響低減と、気候レジリエンスの向上に取り組みます。
  • シナリオ分析を活用し、気候変動による当社への影響を評価します
  • 各部門において気候リスクおよび機会を特定しました。
  • シナリオ分析を実施し、気候変動による当社への影響を評価しました。
  • 温室効果ガス排出量の算定を効率化し、精度を高めるため、ヌヴォトン台湾ではカーボン・アカウンティングシステムを構築しており、2026年第1四半期の本稼働を予定しています。導入当初は、スコープ1、スコープ2およびスコープ3の一部の排出量データを対象とし、温室効果ガス排出量の算定と製品カーボンフットプリントの管理に活用します。2025年の当社のスコープ1およびスコープ2排出量は、合計109,466トン(CO₂e)でした。Science Based Targets initiative(SBTi)の認定を受けた目標に基づき、2022年を基準年として、2030年までにスコープ1およびスコープ2排出量を48.8%削減することを目指しています。省エネルギーの推進や再生可能エネルギーの導入などを通じて、引き続き排出削減目標の達成に取り組みます。
リスクマネジメント
  • TCFDフレームワークに沿って、気候関連リスクおよび機会を特定します。
  • 特定結果に基づき、対応施策を計画・実行します。
  • 気候リスクの特定および評価を全社リスクマネジメントプロセスへ組み込みます。
  • 各部門が特定した重要な気候関連リスクおよび機会について、財務面への定性的影響を評価しました。
  • 気候リスクについて、特定から評価、対応、モニタリングまでの一連の管理を実施しました。
指標と目標
  • 気候変動関連の管理指標および目標を設定します。
  • 温室効果ガス排出量を把握・開示するとともに、事業への影響を評価します。
  • 目標達成状況を確認します。気候変動関連の管理指標および目標を設定します。

2025年に、以下の気候関連目標を設定しました。

  • 節水:2021年を基準年として、2030年までに水消費量を10%削減
  • デジタルトランスフォーメーション:デジタルトランスフォーメーションを通じて、製品開発にかかる人件費を削減
  • フッ素系温室効果ガスの:フッ素系温室効果ガスの除害設備を継続的に導入。2021年を基準年として、2026年までに73%超、2030年までに77%超を削減 
  • 省エネルギー設備:温室効果ガス排出量の削減に向けて、省エネルギー型生産設備を継続的に導入。2021年を基準年として、2026年までに30%超、2030年までに32%超を削減。
  • サプライヤの温室効果ガス排出量管理:主要サプライヤの温室効果ガス排出量の基準値と削減目標を設定し、情報を収集。ヌヴォトン台湾では、主要サプライヤからの温室効果ガス排出量を、2021年を基準年として2030年までに15%削減
  • SBTiに基づく温室効果ガス排出削減目標:2022年を基準年として、2030年までにスコープ1およびスコープ2排出量を絶対量で48.8%削減
  • 低炭素型の研究開発・投資:先端プロセス技術を採用した製品数を、2023年比で2030年までに90%超増加
  • 事業継続:ISO 22301認証取得を計画し、BCP・BCMの枠組みを構築
     

詳細はTCNFDレポート「 ''Climate Change-related Metrics and Targets.''」をご参照ください。

気候変動に関連するリスクと機会の評価プロセス

 

 

気候変動のリスクと機会の特定および対応方法

 

気候変動に関連するリスクと機会について、影響を受ける地域(台湾および日本)で想定されるリスク・機会の種類を特定し、それぞれがもたらす財務的・業務的な影響を評価しています。これに基づき、各リスク・機会に対する具体的な対応策を策定しています。

 

リスク

側面リスクタイプ発生時期財務または事業への潜在的影響対応策
技術低炭素技術への移行コスト短期、中長期
  • 営業費用の増加
  • 売上高の減少
  • コストの増加
  • 市場ニーズを踏まえた低炭素製品戦略を策定し、環境性能と市場要求の両立を図った製品開発を推進します。
  • DX およびAI 技術を活用して設計・生産効率を向上させるとともに、サプライチェーンマネジメントを強化します。
  • 低炭素社会への移行に伴う投資需要を踏まえ、資本配分の見直しおよび資金調達施策を推進します。
法規制カーボンプライシングの上昇短期
  • 営業費用の増加
  • 売上高の減少
  • 低炭素設備への投資を進めるとともに、サプライヤの多様化や代替原材料の調達先開拓を通じて、調達コストの抑制とサプライチェーンの強靭化を図ります。
即時台風や干ばつ等の異常気象の深刻化短期
  • 直接コストの増加
  • 営業費用の増加
  • 売上高の減少
  • 資本調達機会の減少
  • 貯水設備の増設や用水利用効率の向上、水回収率の改善を通じて、渇水への対応力を強化します。
  • サプライチェーン管理を強化し、気候変動の影響を受けやすいサプライヤを定期的に評価することで、サプライチェーンの強靭化を図ります。
  • 気候モニタリング技術を活用した早期警戒体制を整備するとともに、設備およびインフラの強靭化を進め、事業活動の安定性向上を図ります。
長期平均気温の上昇短期、中長期
  • 営業費用の増加
  • 職場における安全衛生活動を強化し、従業員の健康リスクの低減を図ります。

機会

側面機会タイプ発生時期財務または事業への潜在的影響対応策
レジリエンスエネルギー源の多様化短期、中長期
  • 売上高の増加
  • 営業費用の低減
  • コストの低減
  • 太陽光発電システムの導入および天然ガス設備の活用により、再生可能エネルギーの使用量を段階的に拡大します。
  • 省エネ機器の導入や製品カーボンフットプリント(CFP)レポートの提供を通じて、炭素管理を強化します。
  • 脱炭素に向けた取り組みおよびカーボンオフセットの購入を通じて、ネットゼロ排出の実現を目指します。
製品・サービス新製品・サービスの研究開発と技術革新短期、中長期
  • 売上高の増加
  • 営業費用の低減
  • 低炭素製品の研究開発および製品エネルギー効率の向上に注力し、研究開発投資とイノベーション投資を拡大します。
  • 低炭素原材料を採用し、製品およびサプライヤに対する環境基準を高めることで、低炭素製品に対する市場ニーズに対応します。
  • 販売チャネルの拡大や広告・マーケティングの強化を通じて、低炭素製品の認知度を高め、ブランドイメージを強化します。
市場インセンティブ政策への参画短期、中長期
  • 営業費用の低減
  • 資本調達機会の拡大
  • 政府のインセンティブ制度の活用を視野に入れ、脱炭素目標を設定し、対応戦略を実施します。
  • 温室効果ガス排出量を毎年定期的に算定します。
  • サステナビリティリスクを特定・管理し、サステナビリティマネジメント計画を強化することで、金融機関の評価基準に適合し、優遇金利の獲得につなげます。
製品・サービス気候適応ソリューションの開発短期、中長期
  • 売上高の増加
  • 営業費用の低減
  • 事業継続計画(BCP)/事業継続マネジメント(BCM)を推進します。
  • 適格サプライヤを選定します。
  • ISO 14064、ISO 50001、ISO 22301 の認証取得および活用に向けてリソースを投入します。
  • IT インフラの整備・保守を強化します。