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重要課題と対応策

重要課題と対応策

 

NTCとNTCJでは、重要課題へのアクションプランに対応する七つのワーキンググループを設置し、それぞれが管理する重要課題の短期・中期・長期的な目標を設定し、具体的な年間推進計画を策定しています。それをサステナビリティ委員会が監督しながら四半期ごとに達成状況をフォローし、委員長が定期的に董事会で推進成果を報告します。

 

分類         重要課題 1対象マネジメント方針
 
ガバナンス

研究開発におけるイノベーション

ヌヴォトン台湾
  • 2024年における先端プロセスを使用した製品数は2023年比50%以上増加

  • 特許規模を維持。新規特許出願件数は141件

ヌヴォトン日本
  • 既存の市場および業界におけるリーディングポジションを維持するため、スマートフォン向けリチウムイオン電池保護TMOSの低オン抵抗技術を継続開発

ビジネスインテグリティとコーポレートガバナンスヌヴォトン台湾
ヌヴォトン日本
  • 上場企業のコーポレートガバナンス評価:上位20%達成

  • 本社従業員のビジネスインテグリティ・コンプライアンス教育訓練:100%合格

生産性と経営実績ヌヴォトン台湾
ヌヴォトン日本
  • 定期的な四半期経営会議(QBR)の実施

法令遵守ヌヴォトン台湾
  • 重大な法令違反なし

ヌヴォトン日本
  • 全従業員がコンプライアンス関連研修を受講

リスクマネジメント 2ヌヴォトン台湾
ヌヴォトン日本
  • ISO 27001:2022認証取得

  • 全従業員が情報セキュリティ研修を受講し合格

  • 業務に影響を与える情報セキュリティ事故0件

サプライチェーンマネジメントヌヴォトン台湾
  • 主要サプライヤのBCP自己評価完了率 25%

  • ISO 14064または同等認証取得済み主要サプライヤ 86%

  • サステナビリティ報告書を発行している主要サプライヤ 93%

  • RBA VAP監査完了済み主要サプライヤ 50%

ヌヴォトン日本
  • CSR活動調査回答率(隔年) 100%

  • 紛争鉱物調査回答率(毎年) 100%

  • 事業継続性調査回答率(隔年) 100%

  • REACH SVHC調査回答率(毎年) 100%

  • カーボンニュートラル調査回答率(毎年) 100%

 
環境
グリーン製品ヌヴォトン台湾
  • グリーン製品のカーボンフットプリント削減 38%以上達成

ヌヴォトン日本
  • 2024年のグリーン製品の売上比率 3%

エネルギーと温室効果ガス管理 3ヌヴォトン台湾
  • フッ素系ガス排出量削減のための設備を導入 — 前年度比で16%の削減(基準年比で60%の削減)

  • カーボンアカウンティングプラットフォームを構築 — 2024年の計画および事業要件に関する要件書を策定

  • 2023年比で電力消費量を2%削減

  • チラー機器を更新し、AI技術を活用して空調システムを制御することで省エネルギーを実現

ヌヴォトン日本
  • 太陽光発電導入に向けた計画を策定

  • 前年度比で年間平均エネルギー資源使用原単位を1%削減

  • 温室効果ガス排出比率を基準年比で26%削減

 
社会
人材マネジメント 4ヌヴォトン台湾
  • 雇用者ブランドの強化

  • 採用チャネルの拡充

  • キャリア開発の促進

  • 職務に応じた専門能力評価の完了率100%

  • 従業員の平均研修時間:30時間

     

    危険防止に関する意識向上

  • 労働安全教育研修の受講率 95%以上

  • 必須研修コースの受講率 100%

     

    危険の特定、リスク評価および管理

  • 障害を伴う労働災害の発生率:基準平均(1.81件/千人)から40%削減(<1.1件)

  • 職業性疾病の発生件数:0件

     

    従業員の健康促進

  • がん検診受診率:50%以上

ヌヴォトン日本
  • 雇用者ブランドの強化

  • 採用チャネルの拡充

  • キャリア開発の促進

  • 従業員の平均研修時間 10時間

     

    危険防止に関する意識向上

  • 労働安全衛生一般研修の受講率:90%以上

  • 新入社員向け安全衛生研修の受講率:100%

     

    危険の特定、リスク評価および管理

  • 認定リスクの改善率 100%

  • 職業性疾病の発生件数 0件

     

    従業員の健康促進

  • ILife Clinic Planを通じた適切な生活習慣の目標値を3.46に引き上げ

 

12024年における重要課題は、親会社であるウィンボンド社との整合性を図りながら、3つの方向で調整されました。まず1つ目は名称の変更であり、2023年に採用されていた「経営戦略と事業実績」「イノベーションと研究開発管理」「コーポレート・ガバナンスとビジネスインテグリティ」「サプライヤのサステナビリティ管理」「情報セキュリティと個人情報保護」といった課題は、それぞれ「生産性と経営実績」「研究開発におけるイノベーション」「ビジネスインテグリティとコーポレート・ガバナンス」「サプライチェーン管理」「リスクマネジメント」へと名称が変更されました。

次に、複数の課題が統合されました。2023年に採用されていた「労働安全衛生」と「人材の評価と育成」は「人材マネジメント」に統合され、「温室効果ガス排出」「エネルギー資源の使用と消費」「気候変動」は「エネルギーおよび温室効果ガス管理」としてまとめられました。

最後に、新たな課題として「法令遵守」と「グリーン製品」が追加されました。これらの調整を経て、2024年には合計9件の重要課題が選定されています。


2「リスクマネジメント」には、「リスクマネジメント」そのものの内容に加え、「情報セキュリティと個人情報保護」の内容も含まれています。

 

3「エネルギーおよび温室効果ガス管理」には、「エネルギーおよび温室効果ガス管理」そのものの内容に加え、「気候変動」の内容も含まれています。

 

4「人材マネジメント」には、「報酬と福利厚生および従業員ケア」「人材の採用と育成」「人権と平等」「労使関係」「労働安全衛生」の内容が含まれています。