サプライチェーン|サプライチェーン
サプライヤの評価・監査項目にESGを組み込み、サプライヤと共にサステナブルなサプライチェーンの実現に取り組んでいます。
50
%
主要なサプライヤーのRBA VAP完了率(2023年)
100
%
「紛争鉱物の非使用声明書」への署名率(2021年~2023年)
39.8
%
現地調達率
サプライチェーンの構成と概況
ヌヴォトンは設立以来、長期的に安定した半導体サプライチェーンの確立を目指しています。強靭なサプライチェーンの実現のため、原材料の現地生産を重視し、現地調達率を持続的に高めています。また低汚染でリサイクル可能な環境にやさしい材料を優先して選定しています。サプライチェーンの環境に関する社会的責任を着実に果たすことで、「社会、環境、経営」という三つの側面でポジティブな影響力を及ぼしています。私たちは「行動規範順守誓約書」、「秘密保持契約」および「紛争鉱物不使用宣言書」への署名をすべてのサプライヤに義務付けており、サステナビリティへの取り組みをサプライヤの評価に含めています。RBA VAPに合格しサステナビリティレポートを公表するサプライヤの比率を徐々に増やすという目標を設定し、サプライヤISO 14001やその他の環境マネジメントシステムなどの国際認証の取得を奨励しています。
グローバルサプライチェーン
2023年に、ヌヴォトンは原材料、石英、フォトマスク、外注加工、受託加工、ウェーハ、運送業者などの計143社のサプライヤを擁しています。台湾に本拠を置く地元業者が約74.8%という大半を占め、続いて中国18.2%、日本2.8%、韓国1.4%、アメリカ0.7%、その他の地域2.1%となっています。どのサプライヤとも長期的な提携により安定的な供給が図られており、2023年にはサプライチェーンに関する大きな変更はありませんでした。NTCJのサプライヤは計127社ありますが、そのうち日本国内がが114社、海外の業者は13社であり、日本に本拠を置く地元業者が大半の92%を占めます。
NTCのサプライヤの地域分布(%)
NTCJのサプライヤの地域分布(%)
ヌヴォトンのサプライヤ類型
現地調達
近年、ヌヴォトンは輸送コストや炭素排出量の削減とリスク分散のため、原材料生産の現地化に取り組んでいます。さらに台湾の現地で生産することによる雇用機会の増加も期待しています。NTCの現地サプライヤは本拠地を台湾に置き、NTCJの現地サプライヤは本拠地を日本に置いています。2023年にはNTCによる原材料の現地調達率が金額ベースで41.6%となり、この3年間で過去最高を記録しています。一方、NTCJでの現地調達率は52%でした。現地調達はサプライヤを選定する際の重要な戦略であることに変わりはありませんが、業界特性により限界があるため、今後も現地サプライヤと緊密な関係を維持し、コストとリスクの低減に協力していきます。
現地調達率
グリーン調達
ヌヴォトンは環境保護に取り組んでいます。事務所や各拠点における省エネ・脱炭素の取り組みを推進し、台湾政府のグリーン調達政策を支持し、「低汚染、省資源、回収可能」に適合する環境にやさしい製品を優先的に選定・調達しています。また、グリーン調達の概念を調達管理制度に導入し、省エネ、脱炭素、コスト削減という目的を達成しています。
年 | グリーン調達額 (万台湾元) | グリーン調達比率(%) |
---|---|---|
2021 | 73.40 | 0.02 |
2022 | 486.07 | 0.09 |
2023 | 580.41 | 0.29 |