サプライチェーン|サプライチェーン
私たちは、サプライヤー評価および監査項目にESGの視点を取り入れ、持続可能なサプライチェーンの実現に向けたビジョンを共有・推進するために、サプライヤーとの連携を強化しています。企業としての影響力を活かしながら、共に価値を高める取り組みを進めています。
50
%
主要なサプライヤーのRBA VAP完了率(2024年)
100
%
「紛争鉱物の非使用声明書」への署名率(2024年)
44.6
%
現地調達率
サプライチェーンの構成と概況
私たちは、設立以来、長期的に強靭かつ柔軟な半導体サプライチェーンの構築を目指してきました。原材料の現地生産の推進を重視し、現地調達比率の継続的な向上に取り組むとともに、低公害でリサイクル可能な環境配慮型製品を優先的に採用しています。サプライチェーンにおける社会的・環境的責任の履行を通じて、社会・環境・経済に対して前向きな影響をもたらすことを目指しています。
ヌヴォトンでは、責任ある鉱物イニシアティブ(RMI)が懸念する鉱物を含む製品に関与するすべてのサプライヤに対し、「紛争鉱物不使用宣言書」への100%署名を義務付けています。また、すべてのサプライヤに対して、「行動規範遵守誓約書」および「機密保持契約書」への署名を求めています。さらに、すべてのサプライヤは、当社の承認ベンダーリスト(AVL)の審査プロセスを経る必要があります。
サプライヤは定期的に、当社の製品の原材料が認定された製錬業者から調達されていることを申告・保証し、製品の原材料の供給元が100%追跡可能であることを確保しています。
また、主要サプライヤーのRBA VAP(監査プログラム)合格率およびサステナビリティレポートの公開率を段階的に向上させる目標を設定しており、ISO 14064やISO 14001などの環境マネジメントシステムに関する国際認証の取得を奨励しています。
サプライヤ類型
現地調達
近年、当社は、輸送コストや二酸化炭素排出量の削減、リスクの分散を目的として、現地で生産された原材料の調達に注力しています。加えて、現地生産の促進により、製品品質の管理強化、納期の短縮、地域の雇用機会の創出を図っています。
ヌヴォトン台湾における現地サプライヤは主に台湾に所在し、重要な事業拠点は台湾本社にあります。同様に、ヌヴォトン日本における現地サプライヤは日本に所在し、主要な事業拠点は日本にあります。
2024年において、ヌヴォトン台湾の原材料の現地調達比率は44.6%、ヌヴォトン日本では60%に達し、それぞれ前年から3%、8%の増加を示しました。これにより、現地調達が依然としてサプライヤ選定における重要な戦略であることが明らかとなっています。
業界特性による制約がある中でも、今後も現地サプライヤとの緊密な関係を維持し、コストおよびリスクの低減に向けて共に取り組んでいきます。
原材料サプライヤからの現地調達額の総調達額に対する割合
グリーン調達
当社は環境保護への取り組みに力を注いでおり、各オフィスおよび拠点において、省エネルギーおよび二酸化炭素排出削減の施策を継続的に推進しています。また、台湾政府のグリーン調達政策を支持し、「低公害・資源節約・リサイクル可能」の基準を満たす環境配慮型製品を優先的に調達しています。
さらに、当社はグリーン調達の概念を調達管理システムに組み込み、省エネルギー・二酸化炭素排出削減・業務コストの削減といった目標の達成を図っています。