労働安全衛生|環境・労働安全衛生

環境・労働安全衛生

人材は、企業の持続可能な発展において重要な資本です。私たちは人材育成と成長に重点を置き、働きやすい職場を作り、従業員に安全で健康的な労働環境を提供します。 そして、労働基準法などの労働関連法規を遵守し、「世界人権宣言」「ビジネスと人権に関する指導原則」、「労働における基本的原則及び権利に関するILO宣言」などの様々な国際人権規約の保護精神と基本原則を支持します。

SDGS
SDG 3
SDG 5
SDG 8
SDG 10

200

RBA VAPでの労働者の人権、環境・安全衛生、倫理およびガバナンスリスクの評価結果

1953

台湾ドル

育児手当支給金額(2021年~2023年)

30

%

基準平均値(1.81)に対する年千人率

環境・労働安全衛生規程

私たちは、国際的な先進的な安全基準、衛生基準、および健康促進の理念に準拠することに取り組んでおり、合法かつ規制に適合した労働環境を提供することを約束します。また、従業員の疾病や負傷のリスクを持続的に改善し、排除するための取り組みを行っています。私たちは、良好な職場環境を作りだし、『環境・労働安全衛生規程』を策定しています。

労働安全衛生リスクの特定と対応策

私たちは、労災ゼロ、排出物ゼロ、環境保全、従業員の健康促進を目指し、責任を持って取り組んでいます。全従業員の積極的な参加によって、従業員の障害や負傷の低減、資源の効果的な利用、化学物質の使用削減など、『環境と安全衛生に配慮した設計』の理念を実現するために継続した改善を続けています。私たちは持続可能なグリーン企業となることに取り組んでいきます。。

会社リスク区分リスクの特定取組
NTC運営リスク
  • 火災
  • ガス、化学品漏れ
  • エネルギーの中断
  • 大気汚染/廃水排出異常
  • 台湾消防法に基づき、国際規格(NFPA、FM)に準拠した消防システムを構築しています。
  • 台湾関連法令に基づいて工場建屋と関連防護を建設しました。また、法令を満たした機械装置を使用し、ガス検出器、液漏れ検出器など24台を設置し、監視を行っています。
  • 緊急発電機と無停電システムを設置しました。
  • 24時間廃ガス、廃水処理装置の運転状況を監視しています。
自然災害
  • 地震
  • 渇水
  • 工場建屋耐震5級、主要な装置機器は防震設計、ガス供給システムは震度5以上の地震が発生した場合、自動的に停止します。
  • 貯水槽を作り、渇水時の水輸送プログラムを設定しました。
法規リスク
  • 労働安全法
  • 消防法
  • 環境保護法
  • 放射線防止法
  • エネルギー法
  • 法令影響を洗い出し、対応策を講じています。
  • 定期的に法令適合の検査と新法や改正法規の洗い出しを行っています。
NTCJ自然災害
  • 水害
  • 地震
  • 自然災害発生時は速やかに緊急対策本部を設置すると共に、安否確認システムにより従業員の安全を確認します。
地震
  • 震度5以上
  • 地震発生時は、社内放送を通じて、自動音声で避難指示をします。

NTC 労働安全衛生委員会 組織図

NTCJ 安全衛生委員会 組織図

2023年の労働安全衛生委員会の主な議題

NTC

安全衛生
  • 持続的に安全文化を推進
  • 上司による作業観察を実施
  • 持続的に各地域の環境安全衛生管理プラットフォームを推進し、安全な労働環境を構築
  • 化学品リスク評価と管理を行い、定期的に作業環境監視などの措置を講じる
  • 安全衛生教育、訓練を実施
  • 請負業者の管理と労働安全統制を実施
  • 消防施設と装置を改善し、安全性を向上
  • 老朽化した機器を継続的に更新し、安全保護を向上
健康推進
  • 従業員の健康を守るため、積極的ながん予防のために、がん検診の受診者数を増やし、重篤度を引下げ
  • 過度なストレス、人為的危険の予防、母性保護、不法侵害予防の四大プログラムを継続して実施
  • 中高年および高齢労働者への健康管理プログラムを推進
  • ハイリスク人員に健康診断と個別相談を提供

NTCJ

安全衛生
  • 建築物、装置、作業場所または作業方法に危険が判明した際の応急措置または危険に関連する事項
  • 安全装備、防護装置およびその他危険の発生を防ぐ装置器具の定期点検および装置に関する事項
  • 労働安全教育と訓練に関する事項
  • 事故発生の原因調査と対策の研究に関する事項
  • 工事監督など安全に関わる監督者に関する事項
  • 安全関連資料の作成、収集および重要課題に関する事項
  • 新たな装置や製造方法を採用する際の事前研究と審査に関する事項
  • 消防と避難演習、およびそれに付帯する事項
     
健康推進
  • 健康状況の異常者の発見および対策に関する事項
  • 作業環境衛生調査に関する事項
  • 作業条件および施設衛生の改善に関する事項
  • 労働衛生具や応急処置具などの点検および保守に関する事項
  • 衛生教育、健康情報、および従業員の健康維持に必要なその他の事項
  • 健康診断の実施およびその結果に基づく従業員の健康維持策に関する事項
  • 作業方法または衛生状態に課題が見つかった場合、労働者の守るために必要な措置に関する事項
     

ヌヴォトンは、常により安全で健康的な労働環境の構築に努めています。従業員の教育、関連規則および基準の制定、基準と規定の遵守、リスクの評価と管理、安全巡回とフィードバックなどを通じて、安全な環境と健康文化を積極的に推進し、「いかなる活動、業務、製造においても、職場の安全と人員の健康を最優先に考える」という意識を醸成し、ゼロ災害の達成を目指しています。
また、近年の事故事例の分析の結果、多くの事故は従業員の安全意識の不足や標準手順の実施不備によることがわかりました。安全文化の意識を高めるために、NTC製造部門は関連する安全規定を見直し、不足している情報を追加・修正して、図表を用いてより分かりやすい手順書を作成しました。製造部門の管理者と技術者は定期的に作業を観察し、実際の作業状況を分析し、作業場に潜む危険を発見する能力を育成し、従業員の安全行動を奨励しています。また、安全でない事柄があれば、協議や討議を経て、安全な作業方法を確立し、危険予防を実現し、安全文化を日常作業に浸透させるために継続した改善活動を推進しています。それぞれの役職の管理者は毎月労働安全衛生委員会と会議を開催し、安全衛生の管理とコミュニケーションを推進することで、作業と環境の安全性を向上させています。2023年に製造部門の作業を観察した結果、NTCは1,193件の不安全環境、272件の不安全行動、1,198件の安全行動が報告されました。各エリアの危険箇所の点検を通じて、関係部門が改善策を提案しています。

労働安全衛生リスクの評価と管理

ヌヴォトンは、各活動、製品またはサービスに関わる材料やエネルギー資源の使用、および各作業による従業員の環境安全衛生のリスクと機会を持続的に洗い出して評価するため、「環境安全衛生リスク評価作業手順書」を策定し、各部門が少なくとも1年に1回リスク評価を行い、実施の有効性を確保するために半年ごとに内部監査を実施し、「労働安全衛生委員会」において検討をしています。また、一時的または恒久的な変更の実施前、または事故発生時に、改めてリスク評価を行い、再発防止策を策定して、新しいリスクの発生を予防しています。リスクが高いと判断された場合は、排除、代替、管理、表示/警告/管理、個人防護具の順に管理措置を実施し、リスクを低減しています。

リスク評価では主に、変更内容を事前に把握し、変更によって環境や作業条件が従来の安全範囲や制御範囲から外れないように予防します。各部門から自主的に変更情報を報告するよう求めるほか、変更リスクの評価申請をデジタル化しています。材料サンプル鑑定手順書、原材料サプライヤPCN、製造プロセス/装置変更評価委員会および調達マネジメントシステムなどを通じて、速やかに変更情報を把握し、評価を行います。そして、追加や変更が重要リスクまたは影響を与える場合は対策を講じ、派生する作業管理が必要な場合は関連規則を制定または修正して関連人員の訓練を行います。2023年にNTCが評価した原材料サプライヤPCNは計26件で、変更によるリスク評価の申請は計22件、このうち化学品の変更は7件、機械装置の変更は15件でした。

労働安全衛生研修とケガの予防

ヌヴォトンは、従業員全員が当社の安全衛生マネジメントシステムを理解し、標準的な作業能力を向上させて、環境への悪影響を減らし、労働安全性が向上するように、環境安全衛生研修を計画しています。新入社員や業務変更前の在職従業員は業務に必要な一般安全衛生研修3時間コースを受け、有害化学品を処分または使用する者にはさらに3時間の追加研修を受講します。労働安全や防護などの意識を教え、事故に遭遇した際の緊急対策を説明し、従業員の安全衛生関連規則に対する理解を深めています。
NTCでは、毎年既定の研修プログラムに基づいて、定期または不定期に集合コースとオンライン研修コースを開設しており、デジタル教材や動画を通じて、在職従業員のリスク認知、危険予防、緊急対応などの知識とスキルを強化し、従業員の緊急対応能力と安全意識を高めています。NTCでは新入社員、特殊作業、化学品使用者必修コースを含む全員参加の安全衛生研修を、2023年に68回行いました。総受講人数は4,566名で、参加率は98.6%、研修コース全体の満足度は5点満点中4.7点でした。NTCJでは、毎年1回環境労働安全衛生に関する一般研修を実施すると共に、各部門で必要な従業員に専門研修を提供しています。2023年、NTCJの環境労働安全衛生一般研修の受講者数はのべ1,904名で、専門研修(化学物質管理者/防護装置着用管理者)は19名、ISO 45001内部監査研修は35名、リスク評価研修は72名でした。

請負業者の安全管理

NTCの安全衛生管理部門は、請負業者に対する安全衛生・環境保護の権利と義務を定め、請負業者管理の根拠としています。労働災害を防止するために、請負業者の作業場を見て回り、業務の連絡と調整を行いました。研修を通じて施工者に労働安全衛生関連法令、規定、一般危険事項および防護原則を告知し、請負業者は安全衛生研修に合格して初めて作業資格が得られます。2023年に請負業者に合計82回の工事講習を実施し、総受講者数は延べ362名でした。
工事請負業者は作業区域の性質と規模に基づき、自ら適切な危険告知事項を定めて、作業前に請負業者の人員に対し、関連労働環境、リスク要因、および関連安全衛生規定で講じるべき安全衛生防護措置を告知します。労働環境が変わり、施工内容の変更でリスク要因が変わった場合は、危険告知事項を修正して請負業者に再度告知します。
NTCでは、従業員と非正規従業員は太陽光発電システム設置のため、夏季の炎天下で長時間屋外作業をしなればなりませんでした。当社は特別に「高気温屋外作業予防措置」を定めて、関連人員の健康チェックシートを作り、毎日現場を巡回検査しました。また、屋外に日よけ棚を設置し、工場区域内に比較的快適な休憩環境を提供して、請負業者の人員が屋内空調エリアで休憩できるようにし、冷蔵庫も提供しました。NTCJは工場区域内の請負業者と安全衛生協議会を開いて、作業場所の連絡と調整など総合的な安全衛生管理業務を行っています。従業員の怪我を防ぐために、定期的に社内外契約業者と安全衛生協議会を開催し、作業間の連絡や調整などの総合的な安全衛生管理作業を行います。
 

0

労働災害件数

作業の安全対策と緊急対応手順を強化するために、定期的な巡回点検でモバイル機器を活用して安全対策を実施しています。過去5年間の請負業者の労災は発生していません。

職場の健康

NTCは労働安全衛生法に基づいて2名の看護職員を置き、役所に届出て、労働者保健サービスを行い、労働者健康保護規則第9-11条に規定された労働者保健サービスを実現しています。NTCJは専任産業看護師1名、専任保健師2名、専任看護師2名、非専任看護師1名、保健師1名を任用しています。労働者の健康管理と健康促進を実施し、労働者に安全で健康な労働環境を確保するととに、従業員の健康に関する知識向を図り、健康診断での異常率や疾病発生率を低下させています。

健康管理
健康促進
労働衛生管理
健康サービス

労働衛生管理プログラム

保健サービス部門の設置

NTCはケアサービスを提供する保健管理部門として「保健センター」を設置し、看護師を任用して24時間緊応救護支援を行っています。

NTCJは全国3拠点に「保健管理室」を設け、健康診断と各種健康相談を行っています。

便利な健康管理システム

NTCは社内サイトに「私の健康管理」を設けています。2023年末時点で閲覧回数は30,926回に達し、利用頻度は10.8%向上しました。

NTCJは2023年に健康診断機関と契約を結び、個人のアカウントとパスワードでログインし、オンラインで健康診断の結果を見ることができるようになりました。2024年から、全従業員がオンラインでこのサービスを利用できます。

オンサイトサービス/保健外来診療

NTCは毎月医学センターの産業医と家庭医療の医師を手配して社内で診療を実施しています。毎年少なくとも2回産業医が職場を訊ねており、2023年は37の外来診療を設定し、延べ468名が受診しました。全社累計ですでに従業員の85%以上が、医師との個人的な面談を行っています。

NTCJは安全衛生管理部門と協力し、定期的に産業医が仕事場を監査し、安全で健康な労働環境を提供しています。

緊急/応急対応

充分な応急人員、緊急対応機器、医薬品箱を設置し、緊急時のケガを低減させるために、さらに積極的に全社で心肺蘇生法(CPR)と自動体外式除細動器(AED)の訓練を推進しています。NTCでは、7台のAEDなど高度な緊応急護機器を設置しており、NTCJでは、長岡京地区に合計3台のAEDを配備しています。

定期健康診断

NTCは法基準を超えて、毎年従業員全員に特殊健診と一般健診を実施しています。2023年に健康診断を受けた従業員は計1,329名、特殊作業健診は169名となり、約172万台湾元かかりました。

NTCJでは、毎年1回定期健診を行っており、特に35歳以上の従業員にはX線胃がん検査とがん検診を実施しています。また、2023年から職場での労働災害体験(肥満、血圧、血糖、血脂検査の異常者)を行っています。

健康管理標準作業手順書の制定

健康診断データに基づいて、健診で異常のあった者を分析して等級別に管理しています。一般健康診断は内規に基づいて5等級に分けて管理し、深刻な異常があった者は直ちに医師にかからせ、治療をフォローします。

健康促進プログラム

がん症予防プログラム

台湾衛生福利部の統計によれば、がんは40年近く連続で国民の十大死因の第1位であり、このためNTCは長年積極的にがん予防プログラムを推進しています。無料または助成して検査を受けさせ、早期診断、早期治療を目指しています。2023年に大腸がん、肺がん、子宮頸がん、乳がん、肝がん、鼻咽頭がん、甲状腺がん、口腔がんなど延べ約1,437名を検査し、異常者は経過を観察しています。健康診断で1名に甲状腺がん無症状ステージ1が見つかり、治療を進めて良好に恢復しています。

NTCJは健康保健協会の支援のもと、長年積極的にがんの早期診断、早期治療を実施しています。2022年は40歳以上、2023年から35歳以上の日本人は定期健康診断時に無料で胃のX線検査と大便潜血大腸がん検査を受けることができます。2023年には、大腸がん、胃がん検診を約2,100名が受診し、乳がん、子宮頸がん検診を8名が受診しました。

中高年、高齢労働者の健康維持プログラム

高齢化に対応するため、行政院は中高年および高齢者の雇用促進法の制定を推進しています。これは、再就職時のリスクを低減するためです。

2023年には、満45歳の従業員全635名が、労働環境リスクおよび危険の変数評価を行いました。中および高リスク対象者の全42名は、産業医と個人面談を行いました。このほか、中高年にやさしい職場環境づくりに努め、屋内駐車場の標語を大きくして目立たせる、駐車場および歩行者エリアの安全警告を見直すなど、環境を見直しています。また毎年20名から30名に病院で骨密度検査を受けてもらい、年齢により骨量減少が加速することに気づかせています。

乳がん検診(マンモグラフィー、乳房超音波、子宮頸がん検診)

10月の世界乳がん月間に合わせ、乳房超音波とマンモグラフィーの定期健診を推奨しています。2023年には、計69名が計45.8万台湾元の助成金を申請しました。健診後、1名に症状が見つかりましたが、検査の結果して良性であることが確認され、定期的に経過観察をしています。

EAP従業員支援プログラム

家庭、仕事、メンタル、経済面、法律などのストレスで、従業員が保健センターの支援を求めると、看護師が話を聞き、支えるだけでなく、必要に応じて提携している外部のEAP専門家を紹介し、あらゆる面のカウンセリングサービスが受けられます。ヌヴォトンは従業員が健全で楽しい気持ちでいることを望み、外部の専門心理カウンセラーと長年提携しています。プライバシーは必ず守られ、従業員一人当たり毎年少なくとも3回の無料カウンセリングの機会を提供し、積極的な利用を勧めています。

職場の健康ケア活動

従業員の多くは事務職で、肥満や成人病につながりやすいため、食事量を減らして運動を増やし健康になることを奨励しています。 2023年に、NTCではダイエットクラスとウォーキング活動を展開し、ダイエットクラスには37グループ計111名が参加し、平均で4.0kg減量し、ウォーキング活動は127名が参加し、一人当たりで毎日平均7,242歩歩きました。

NTCJでは、野菜接種推進マラソンと生活面談を行いました。前者は外部から協力により皮膚のカロテノイドを測定して野菜の摂取量を測定し、野菜を摂取する動機付けをしました。後者は3年間のプログラムで、毎月参加した従業員にインタビューを行い、各種生活習慣の手引き(飲食、運動、睡眠など)を提供しました。

インフルエンザ ワクチン

従業員とその家族の健康をケアし、集団免疫と接種率を向上するために、NTCは2023年も引続き全従業員に無料でインフルエンザワクチンの接種を提供しました。これにより、社内での相互感染が減少し、症状の重篤化が軽減することで、病気休暇件数の低下を期待しています。2023年には、NTCでは計654名がワクチンを接種し、接種率は43%でした。

NTCJでは、健康保健組合が提供するインフルエンザワクチンの接種を推奨し、2023年度は家族を含み77件の接種を行いました。

職場保護プログラム

ヌヴォトンは持続的に労働安全法に基づいて、過重労働、人為的危険、母性健康管理、中高年従業員、呼吸器保護など各種保護管理プログラムを定め、すべての従業員に安全で、安心で、健全な労働環境を提供します。

プログラム概要2023年実績
人為的危険予防プログラム繰り返し業務や正しくない姿勢によるケガを避けるために、毎年健康診断の際に、オンラインアンケートにより筋骨格痛点数調査(NMQ)を行っています。点数が4点以上の場合は外来診療のカウンセリングを受診するか、または産業医が作業現場を観察してリスクを特定し、個別に指導と支援を行います。このほか、筋骨格疼痛予防プログラムを計画し、毎日オフィスストレッチの放送を流し、理学療法士の相談を設定し、視覚障がいのあるマッサージ師によるマッサージサービス、ストレッチクラスなどの活動を行って、痛みを緩和する活動を行っています。
  • 2023年は健診期間中のNMQアンケート調査の結果、4点以上の比較的症状が重い従業員が51名いました。すでに外来診療カウンセリングを行い、医師による指導か、通院治療を提案しています。
  • 2023年に視覚障がいのあるマッサージ師による、痛み緩和のマッサージサービスを約4,500名が受けました。
異常な業務負荷による疾病の予防プログラムNTCは従業員の安全と健康を守るために、交替勤務、夜間勤務、長時間勤務の従業員に対し、管理プログラムを実施し、業務の負荷や過重な精神的ストレスなどの脅威を回避し、長期のストレスと業務の疲労蓄積が腦心血管関連の病気を誘発することがないようにしました。
NTCJでも同様に、毎年厚生労働省の提言に沿ってストレス評価を行っています。この評価は心の健康を維持するために実施し、検査結果は個別にフィードバックし、従業員自らが状態に気づき対策がとれるように支援しています。また、その分析結果は社内に報告し、各組織がストレスを減らす職場改善対策をとるよう促しています。強いストレスを受けている希望者には産業医との面談を提供し、必要があれば、カウンセリング機関または専門医を紹介するか、勤務環境の改善策を講じてます。
  • 2023年に、NTCが管理すべき対象は239名・その内ハイリスク者は6名で、すでに医師との面談と診断を終えています。このうち5名が三高(高血圧、高血中脂質、高血糖)で、すでに定期的に服薬して経過観察中であり、食事と運動の指導を行っています。1名は過労で、看護師が定期的に個別ケアを行い、EAPカウンセリングホットラインを提供して利用を勧めています。2023年の健康診断での異常結果項目は前年に対して、三高異常率はそれぞれ高脂血症の値が0.3%上昇、血圧が6.3%低減、食前血糖値が0.3%低減しました。
  • NTCJは2023年度に14日間のストレス評価を行い、従業員の98.2%にあたる1,607名が自己評価を行った。その後、希望する従業員に対して、産業医との面談を設定しました
業務におけるコンプライアンス遵守プログラム台湾労働部の職務におけるコンプライアンス違反対策ガイドラインに基づいてヌヴォトンの予防戦略と管理プロセスを制定しています。毎年指導と研修を行い、新人教育の際に、自分を守る方法と不服申し立ての手段を理解させ、職場におけるコンプライアンス違反に対する当社の「ゼロトレランス」の立場を表明し、安全で、尊厳ある、差別のない、尊重し合い、寛容な、機会均等な職場文化を構築しています。
  • 2023年に、ガイドラインに沿ってリスク特定と評価を行いました。新人研修の際に社内の通報・処理プロセスを説明し、職場での業務はお互いに寛容になって尊重し、コンプライアンス違反行為を行わないよう指導しています。毎年研修を実施し、2023年の修了率は100%でした。
母性健康管理プログラム当社は、職場での母性健康管理の法規に基づき、母性健康管理プログラムを推進しています。たとえば毎年妊娠および産後1年未満の女性従業員に対して、労働安全衛生委員会とともに、全社的な母性関連の労働環境と業務リスク評価シートを現状に応じて見直しています。また、医師によるカウンセリングを手配し、妊娠期と産後の身心をケアして、業務リスクを評価し、個別の指導をして適切な業務環境の提案を行い、リスク分類管理を行っています。さらに夜勤から日勤への移動、実験室や工場の特定区域の黄色光、放射線、エッチング作業からの配置転換などを含め、妊娠中および産後1年未満の女性従業員の労働環境の安全を確保しています。法規に基づく取組のほかに、私たちは積極的に従業員の出産を奨励しており、優れた出産助成金制度の他に、授乳室の整備、妊婦専用駐車場を提供し、妊娠中の従業員に実用的なママギフトを贈っています。
  • 2023年には、12名から妊娠の報告があり、個人面談を終え、ママギフトを支給しました。
  • 2023年には、妊娠中および産後1年以内の従業員は全員医師の個別外来診療相談を終えており、看護師が定期的にケアして支援しています。