労働安全衛生|従業員ケアと交流

従業員ケアと交流

人材は、企業の持続可能な発展において重要な資本です。私たちは人材育成と成長に重点を置き、働きやすい職場を作り、従業員に安全で健康的な労働環境を提供します。 そして、労働基準法などの労働関連法規を遵守し、「世界人権宣言」「ビジネスと人権に関する指導原則」、「労働における基本的原則及び権利に関するILO宣言」などの様々な国際人権規約の保護精神と基本原則を支持します。

SDGS
SDG 3
SDG 5
SDG 8
SDG 10

200

RBA VAPでの労働者の人権、環境・安全衛生、倫理およびガバナンスリスクの評価結果

1953

台湾ドル

育児手当支給金額(2021年~2023年)

30

%

基準平均値(1.81)に対する年千人率

従業員とのコミュニケーション

労使協議

NTCJには労働組合があり、労使協定を結んでいます。組合員は従業員全体の75%を占めています。労働組合に加入していない従業員の、労働条件と雇用条件は当社の人事制度に基づいています。NTCには労働組合がなく、労使協定は結んでいませんが、定期的に労使会議を開き、多様で透明性の高いコミュニケーション手段を設けて従業員に発言の機会を与え、会社と従業員の有効な対話を確保しています。

交流の種類説明2023年 成果
 
 
労使協議
ヌヴォトンは定期的に労使協議を開いて、労使双方のコミュニケーションを促進しています。
  • 2023年は計4回の労使協議を開催し、労働者代表に四半期ごとの事業概況、労働者関連情報を共有した。また、年間カレンダーや、四二交替シフトに2週変形労働時間制を採用することなどについて討論した。ヌヴォトンが重大な経営変化により一部の従業員の雇用関係を終了しなければならない場合は、各国の法令に従い事前に予告します。
 
 
従業員の意見表明
ヌヴォトンはエンジニアからの意見を重視しており、すべての工場区域に物理的な匿名目安箱や、総務フィードバック、社内外のESGに関する内部通報メールボックス、セクハラ被害のためのメールボックスなど様々なオンラインでの意見受付ルートを提供しています。これらの意見は人事責任者とサスティナビリティ委員会委員長が直接受理します。

職場での友好的なコミュニケーションを促進し、新人社員との生活座談会を開き、人事責任者が第一線で新入社員の質問に答え、従業員からのフィードバックされる意見を重視する姿勢を示しています。また、全員研修でコミュニケーションチャネルの手段を案内し、従業員が会社に対し大小関わらず様々な提案を行うよう推奨しています。
  • 2023年は、従業員からの意見を7件受取り、全件回答した。
  • 2023年は、セクハラ事案はありませんでした。
  • ヌヴォトンでは新入社員同士の交流を推奨しています。良好な職場関係を築くために、新入社員同士の交流会を開き、自己紹介や対話形式のゲーム、おいしい軽食などで和やかな雰囲気の中で橫の関係を築きました。また、経営陣との対話の機会を設け、新人が直接意見を出し、当社の方針をさらに深く認識して、より自然に会社に溶け込めるようにしました。2023年は新入社員座談会が5回開催され、延べ164名が参加しました。
 
 
管理職交流会議
ヌヴォトンは四半期ごとに管理職交流会議を開き、「内部重大情報処理作業手順書」に基づいて、対外発表情報の整合性と正当性を担保しています。
  • 2023年は、4回の管理職交流会を開き董事長と総経理が全地域の管理職と、業績や技術開発、将来展望を共有した。会議では、管理職から課題が報告され、チームマネジメントやメンタルケアの経験を共有し、管理職が直接経営陣から情報を受取り、共に学んで成長します。
 
 
タウンホール
ミーティング
台北と台南拠点の全従業員が本部の従業員と情報を共有し、同時に地元の仲間の声を聴けるように、四半期ごとにタウンホールミーティングを開催しています。総経理が会社の最近の経営状況を説明し、従業員から質問を受け付け、対話形式で良好な交流成果を得られています。
  • 2023年は、4回のタウンホールミーティングを開き、
    会議前または会議中に従業員から60の質問を集め、一部は会議後に関連部門が対応を行いました。会議後の従業員の満足度は5点満点中4.8点でした。

従業員のケア

ヌヴォトンは、従業員が心身ともに健康でいられる健全な労働環境を作ることに力を入れています。従業員の身体の健康に配慮するだけでなく、思いやりと思いやりの心を実際の行動に移して、人にやさしく幸福な職場環境とワークライフバランスを実現するために、様々な活動を計画しています。

類別説明2023年実績
新入社員のケア
  • NTC:2023年は新入社員の中から何名かと面談を実施し、新人パートナー制度に合わせて入社状況をケアしています。また、EAPs従業員支援プランやさまざまな会社福利を拡大して、早く新しい職場環境に溶け込めるようにしています。
  • NTCJ:新卒の新入社員は中堅従業員が指導員を担当します。すでに業務経験をもつキャリア入社の従業員には、同僚や中堅従業員がパートナーとなり、すべての新入社員に、マンツーマンで丁寧なフォローをしています。これらの取り組みにより、新入社員がスムーズに職場に溶け込むことができます。
  • 2023年に、NTCでケア面談を受けた新入社員は約5割(39名)で、平均満足度は87%に達した。
  • 2023年に、NTCJでは約100名の新入社員が入社をしました。
職場における違法行為防止講座外部の専門講師を招いて、管理職が職場の様々な世代の従業員の特徴と違いを理解できるよう支援しています。これにより管理職の感受性とコミュニケーションスキルを向上させて、職場での対立を和らげ、職場におけるいじめを効果的に排除し、自己防衛と他者の幸福を促進します。
  • 2023年に、NTCでは3回の職場における不法侵害予防シリーズ講座を実施しました。管理職研修は延べ149名が参加し、平均満足度は5点満点中4.5点、講座は242が参加し、平均満足度は5点満点中4.8点でした。
  • NTCJでは、受講者数1,776名で合格率は100%です。
永年勤続従業員の表彰毎年、永年勤務の従業員に、感謝の意を表して、シニアギフトを送っています。2023年は、NTC15周年の家庭の日に、表彰イベントを行い、台湾籍と外国籍の従業員の貢献に感謝の意を表しました。また、経営層を招いて記念撮影をし、私たちの多様で包容力のある組織文化を示しました。
退職後の福利厚生
NTC
  • 確定拠出制度:台湾地域で適用される「労働年金条例」制度は、政府が運営する確定拠出型退職金制度であり、月額給与の6%を基準として労働保険局の個人口座に年金が配分されます。
  • 確定給付制度:台湾地域で適用される「労働基準法」に基づいて管理する退職年金制度は、政府が管理する確定給付型退職金制度です。年金支給額は、勤続年数と退職日までの6か月間の平均給与に基づいて計算されます。
    2022年と2023年に、NTCは従業員の月額給与総額の2%を退職金に充て、年末までに労働退職準備金監督委員会の名で台湾銀行の特別口座に入金しました。翌年に退職条件を満たす予定の従業員への給付についは、年末に口座残高が不足している場合は、翌年3月末までに差額を一括して払い込みます。

上記2つの退職金制度のほか、早期退職を望む従業員には優遇プログラムを提供しています。社内の労働者退職規則に基づき条件を満たしている者は、上司承認を持って早期退職できます。

NTCJ

確定拠出退職金(DC制度)を運用しています。

従業員移行制度
NTC
  • 少子高齢化という社会傾向に対応し、中高年にやさしい雇用環境を創出するという台湾労働部の提倡に応え、NTCは中高年者・高齢者雇用促進法に基づいて、退職移行プログラムを提供しています。退職年齢に達した業績が優れた従業員に対しては、継続勤務の意思を確認し、双方が合意した場合は、再雇用を行い、退職による影響を軽減し、その経験を継承できるようにします。