ガバナンス|ガバナンス

ガバナンス

積極的に新しい市場を開拓し、持続的な利益を確保するために戦略的な特許戦略を展開しています。また、企業の誠実な経営と法令の遵守を確保するために、常に国内外の政策や新興リスクに注意を払っています。定期的に誠実な経営の核となる価値を宣伝し、堅固な企業文化を築き、持続可能な成長を追求しています。

SDGS
SDG 8
SDG 9

100

%

誠実な経営の教育率

5.77

台湾ドル

1株当たり利益

4954

特許

グローバルでの特許数

董事会

董事会の運営

ヌヴォトンは、董事会を企業の最高機関とし、法令と定款に基づいて責任を果たします。これには、経営陣の任命と監督、会社の業績の監督、利益相反の防止、株主総会の決議の執行などが含まれます。董事と独立董事は、企業のガバナンスと経営戦略に共に責任を持ち、株主の利益を守るだけでなく、従業員、顧客、サプライヤ、政府、関連団体などのステークホルダの利益も守ります。董事会の下には、四つの事業グループと四つのセンターがあり、更にさまざまな委員会が設置され、様々な業務の推進を分担しています。董事長はCEOを兼任し、専門の経営者が總經理を務め、總經理は董事会から独立しており、経営チームを率いてグループの組織的な業績を向上させ、株主の利益を増やし、サスティナビリティ経営の目標とビジョンを実現していきます。現在の状況に対応するため、当社の独立董事数は、「企業ガバナンス実践ガイドライン」第23条に基づいて、法定の3名から4名に増員しました。これにより、客観性と監督力を保持しつつ、グループの組織的な業績を向上させ、株主利益を追及していきます。

2023年董事会では、財務センター副総経理の頼秀芬氏がガバナンス責任者に就任しています。同氏は、30年近い財務の専門的な経験と、法規制に適合する資格条件を持っています。また董事会や各董事の職責履行を支援し、例えば、董事会の会議日程や議事次第の手配、董事に対する研修の企画、董事会または会議以外での情報提供、董事に対する定期的または不定期の報告などです。ガバナンス責任者は、董事会とガバナンス関連課題の運営について適切かつ必要な職責を担っています。

董事会運営
  • 少なくとも年に2回、リスクマネジメント委員会を開催します
  • 四半期ごとに戦略検討会議を開催します
  • サスティナビリティ委員会は董事会へ状況を報告します

多様な董事会構成

董事は「定款」に基づく候補者指名制度に従って選任されます。また、「ガバナンス実践ガイドライン」に則り、董事会メンバーの多様性を重視しています。董事会は、企業の多様性方針や後継者計画、および董事会の実績評価結果に基づき、董事会メンバーを配置しています。董事の選考・人選については、多様性、持続可能性および組織に対する影響力と職務遂行能力を重視しており、当社の経営に関する意思決定や中長期的な戦略の策定に参画します。最近の改選は2022年6月2日に行われ、第7期(任期は2025年まで)董事会のメンバーが選出されました。女性董事や独立董事も含めて各世代から選ばれた専門的な知見を持つメンバーにより構成され、2022年の定時株主総会で選任された結果、董事会メンバーの多様性方針とサスティナビリティ経営の目標が達成されています。選任の手順や規則の詳細については当社ウェブサイトの「規則」を参照してください。

第7期董事会は11名の董事により構成されます。36%に当たる4名が独立董事、9%に当たる1名が女性董事であり、年齢別に見ると、50歳以上の董事が91%、50歳以下が9%を占めています。また、会社の経営者や従業員ではない董事が全体の3分の2以上を占めており、配偶関係や2親等以内の親族関係にある者が2名いますが、董事会員数の半数を超えておらず、証券取引法第26条の3で規定された内容に合致しています。董事会メンバ-は、いずれも経営に関する豊かな経験を持ち、幅広い年齢層と、学識や専門性が異なる領域をカバーし、董事の職務遂行に必要な能力を備えており、監督・指導や建設的な提案をすることができます。法人董事となったウィンボンド・エレクトロニクスおよびChin Xin Investment Corp.は当社の主要株主であり、そのうちウィンボンド・エレクトロニクスは当社の親会社であると同時に当社株式の過半数を保有する最大株主として、これまで一貫して当社の董事に就任してきました。

第7期董事会の構成員と多様化の状況

役職氏名/法人・会社代表者性別主な現職多様化の核心的な項目2023年の董事会出席率(2023年には5回の董事会を開催)
経営管理指導意思決定産業知識財務会計情報
董事長ウィンボンド・エレクトロニクス
代表者:蘇源茂
ヌヴォトンテクノロジーCEO
 
 
 
 
 
100% (5/5)
副董事長焦子愷Callisto Holding Limited董事兼総経理
 
 
 
 
 100% (5/5)
董事焦佑鈞ウィンボンド・エレクトロニクス董事長兼執行長
 
 
 
 
 
100% (5/5)
董事Chin Xin Investment Corp.
代表者:林任烈
ウィンボンド・エレクトロニクス副総経理 
 
 
 
 
100% (5/5)
董事魏啟林International Bills Finance Corp.董事長
 
 
 
 
 
100% (5/5)
董事洪裕鈞IPEVOCorp.董事長兼総経理
 
 
 
 
 
100% (5/5)
董事陳良基
 
Himax Technologies, Inc.董事、エバーライトエレクトロニクス株式会社独立董事 
 
 
 
 
100% (5/5)
獨立董事魏寶生
 
新光生命保険株式有限公司董事長
 
 
 
 
 100% (5/5)
獨立董事杜書全
 
群環科技株式有限公司董事長、Synnex Technology International Corporation事業開発担当董事
 
 
 
 
 100% (5/5)
獨立董事徐善可
 
Unus Tech Co., Ltd. and 3R Life Sciences Taiwan Ltd.,董事長、ウィンボンド・エレクトロニクス独立董事
 
 
 
 
 100% (5/5)
獨立董事陳廣中
 
Diodes Incorporated独立董事
 
 
 
 
 100% (5/5)

董事会の報酬と実績評価

給与・報酬委員会は、董事や上級管理職者の実績評価、給与・報酬に関する施策、制度、基準、構成および個別の給与・報酬の策定を担当しつつ、それぞれ「董事/上級管理職者の給与・報酬と実績の評価・管理規則」を策定します。全体的な給与・報酬を競争力あるものとし、経営実績を向上させることにより、長期的なメリットの最大化を図ってきました。当社の上級管理職者の給与・報酬は、会社定款や「上級管理職者の給与・報酬と実績の評価・管理規則」に基づいて処理され、それには給与、報奨金および賞与の制度や基準が含まれています。担当する職務や職責、当社の運営への貢献および業界での水準に基づく以外に、運営の実績、利益獲得状況、管理の成果、当社の核心的な価値の実践、サスティナビリティに関する目標(環境、社会およびガバナンスの側面を含む)なども実績評価の参考指標に組み入れ、上級管理職者の給与・報酬を査定する根拠とします。給与・報酬委員会は、全体的な給与・報酬の合理性を個別に審議・評価した上で、董事会での決議に供してきました。それには月ごとに支給される給与、経営実績に応じて支給される実績報奨金および年間の利益獲得状況に基づいて支給される賞与が含まれます。当社では上級管理職者の「契約締結報奨金または招聘奨励金および返還請求の仕組み」の関連規定がなく、上級管理職者の定年退職や福利厚生については、「上級管理職者の定年退職規則」を定めて上級管理職者の定年退職後の生活を保障してきました。

ヌヴォトンはガバナンスの着実な実施と董事会の機能向上を図るため、「董事の給与・報酬と董事会の実績評価に関する規則」を定めて実績評価作業を強化し、それぞれ当社の運営への参画度、董事会による意思決定の質的向上、董事会の構成と構造、董事の選任と持続的な研修、内部統制といった五大側面につき、董事会の実績評価を毎年の決まった時期に行っています。その評価結果を董事会事務局がまとめた後、給与・報酬委員会と董事会に提出し、それに基づいて翌年の董事会機能向上計画を策定することにより、当社のガバナンスによる実績や業績を強化し、株主のための長期的な価値を増大させてきました。2023年度の董事会と機能委員会の実績評価は完了しており、その総合的な結果では「董事会とその機能委員会が良好に運営されている」ことが示されています。それ以外に、ヌヴォトンの規定によると、董事会の実績評価は少なくとも3年ごとに外部の独立機関が受託して行い、董事長、総経理、機能委員会の招集者、ガバナンス責任者、内部監査責任者などと実際に面談して、その評価結果を董事会に提出します。

董事会の専門性向上

ヌヴォトンでは、経営、環境、社会などの面で当社の運営に関係する課題について毎年董事向けの研修を実施しています。また、董事が持続的に研修を受けられるように、経営、環境、社会など董事会に関係する情報を随時に提供しています。

環境サステナビリティ関連研修

85

時間

カーボンクレジット、気候変動、
サステナビリティ・ファイナンス

ガバナンス関連研修

41

時間

ガバナンス、リスクマネジメント

経済関連研修

50

小時

地域経済、グローバルな政治・経済情勢

委員会

ヌヴォトンでは監督機能を整備して管理機能を強化するため、董事会の下に職権と機能に応じて監査委員会、給与・報酬委員会およびリスクマネジメント委員会を設置し、ガバナンスの枠組みを強化しています。各委員会は独立董事により構成されるか、独立董事が参画して、委員会の意思決定や提案に客観性や公正性を持たせ、独立した監督や抑制・均衡の仕組みを有効に運用しつつ、董事会の各決議や活動を確保しています。すべての議案が董事会で報告・討議され、董事自身またはそれが代表する法人の利害関係者がいる場合は回避すべきであり、一部の議案については株主総会でも報告・討議され、ステークホルダーの利益最大化が図られてきました。

委員会の権限・職責と構成

委員会の名称構成員と出席状況権限と職責
監査委員会監査委員会は4名の独立董事により構成されます。2022年6月2日の定時株主総会で第7期董事に改選され、同日に第3期監査委員会が就任しました。2023年には5回の監査委員会が開催され、実際の出席率はいずれも100%でした。本委員会は、董事会に協力しつ、当社の会計、監査、財務などに関して実施される報告フローや財務管理の質と信頼性を監督します。会社を代表して監督する機能や独立性を有しており、投資家の権益を適切に保護します。
リスクガバナンス委員会2022年8月2日の董事会で本委員会の設置が決議されました。リスクマネジメント委員会は董事長、数名の董事、董事長に指定された者で構成されています。うち4名が独立董事であり、全体の過半数を占めています。また、全委員の互選により1名の招集者兼委員長を選任し、対外的な委員会の代表者を務めます。リスクマネジメント委員会は、1年に2回の開催を原則としていますが、必要に応じて随時に開催を調整します。2023年には1回開催され、出席率は100%でしたリスクマネジメントの施策や枠組みを策定し、定性的・定量的な管理指標を確立し、実際のニーズや客観的な環境の変化に応じて調整するなど、全体的なリスクマネジメントを統括します。
給与・報酬委員会給与・報酬委員会は4名の独立董事により構成されます。2023年には2回開催され、出席率はいずれも100%でした。本委員会は、董事と経営層の年間および長期的な実績目標、給与・報酬に関する施策、制度、基準、構成などを策定して定期的に評価を行っています。また、董事と経営職の実績目標の達成状況を定期的に評価し、個別給与・報酬の内容や金額を策定します。