労働安全衛生|人権とジェンダー平等
私たちは、持続可能な成長の礎として「人材」の価値を重視しています。「人を中心に据えた」考え方を基本に、人材の育成と成長を最優先事項として取り組んでいます。 また、「多様な人材を惹きつける採用戦略」「積極的な人材育成と能力開発」「業界水準を上回る人材定着制度」「職場の安全性の重視と実践」「社員への配慮とコミュニケーションの促進」の5つの中核戦略を通じて、安全で健全な職場環境の実現を目指しています。これらの取り組みにより、社員が安心して働ける環境づくりを進めています。 また、私たちは労働基準法および関連する労働法規を遵守するとともに、国際的な人権保護の理念と基本原則を支持しています。これには、国連の「世界人権宣言」や「ビジネスと人権に関する指導原則」、国際労働機関の「労働における基本的原則と権利に関する宣言」などが含まれます。
196.8/200
点
労働者の人権、環境・安全衛生、倫理およびガバナンスリスクの評価結果
1953
台湾ドル
育児手当支給金額(2021年~2023年)
30
%
基準平均値に対する年千人率
ヌヴォトン 人権宣言
ヌヴォトンは、国際労働人権の規範に従うことを約束しており、国際的に認められた人権公約である「国際人権章典」、「世界人権宣言」、「ビジネスと人権に関する指導原則」、「国連グローバル・コンパクト」、「労働における基本的原則及び権利に関するILO宣言」、「責任ある企業行動のためのOECDデュー・デリジェンス・ガイダンス」などを最高の指針として事業運営に従い、RBAの行動規範に基づき関連規則を制定し、安全で倫理的な労働環境を提供し、人権問題への重要性を体現しています。
ヌヴォトンの人権宣言は、ヌヴォトン台湾および子会社に適用され、正社員、契約社員、インターン生、ビジネスパートナー、サプライヤー、請負業者などの利害関係者の人権を保護します。当社は以下の人権問題に対して約束し、遵守します。
- 当社は、事業所の所在地の法令および規制に従い、安全で健康的な労働環境を提供し、労働時間の保護と合法的な労働環境を確保します。
- 当社は多様性と包括性を推進し、多様な人材の雇用と成長を積極的に推進することで、多様性と共生の文化を促進します。
- 当社は、障害者、先住民、移民労働者、妊婦などの社会的弱者の労働権利を保護し、平等な雇用機会を確保し、あらゆる形態の差別や不平等な扱いを排除します。
- 当社は人身売買を禁止し、児童労働の募集や雇用を一切行いません。
- 当社は不当な侵害や嫌がらせを含む、あらゆる形態の強制労働または非人道的な扱いを禁止します。
- 当社は従業員と会社の間に多様で効果的なコミュニケーションチャネルを維持し、従業員が意見を十分に表明できるようにしつつ、苦情申立人の身元の機密性と匿名性を保護します。
- 当社は従業員と顧客のデータのプライバシーを尊重・保護し、データの収集と利用が法的要件に準拠していることを確保します。
- 当社は責任ある鉱物調達を約束します。
- 当社は事業活動における人権リスクを定期的に評価し、緩和策および改善策を策定し、人権に対する実質的及び潜在的な負の影響を軽減します。
人権管理の推進
ヌヴォトンでは、従業社員、サプライヤ、その他のステークホルダの人権を保護するため、さまざまな施策を通じて人権管理を実施しています。まず、当社は「持続可能な発展に関する行動規範」を制定し、それに基づいて社内管理方針と手順を策定しました。また、RBAの「自由な雇用選択」の管理規範に従い、従業員の労働人権を保護しています。これには、職業の自由選択、児童労働および非自発的労働者の雇用禁止、若年労働者の保護、法定労働時間の遵守、法令に適合した給与と福利厚生、従業員の結社の自由の尊重、紛争鉱物の使用禁止が含まれます。また、雇用、給与、賞罰、昇進、退職などに関して、従業員の人種、国籍、肌の色、年齢、性別、性的指向、性別認識および表現、民族、障害、妊娠、宗教信仰、政治的意見、兵役状況、保護された遺伝子情報、所属団体または婚姻状況に基づく差別行為を禁止しています。 もし雇用後に児童労働の誤用が発見された場合、直ちに雇用部門に通知し、業務を停止させ、病院で健康診断を受けさせ、業務による健康への影響がないことを確認した後、雇用関係を終了し、元の保護者のもとに戻します。この際に発生する健康診断費用、給与および交通費などは会社が負担します。 また、すべてのサプライチェーンの業者に対して、RBA規範に準拠した「業務行動規範遵守誓約書」および「秘密保持誓約書」に署名することを求め、当社の調達力をカル用紙絵tサプライヤに人権および社会的要求基準の実施を求めています。さらに、定期的にサステナビリティに関する教育訓練を実施し、従業員に人権保護の意識を啓発しています。最後に、当社は内部通報の仕組みを設け、「内部通報に関する規程」を制定し、コンプライアンス違反の内部通報に関する手続きを明確化しています。
当社は、2024年に人権方針を策定・公表しました。7月には人権デューデリジェンスプロセスを導入し、台湾本社の従業員を対象に人権リスク評価を実施しました。詳細については、2024 Human Rights Due Diligence Report. をご参照ください。
中長期的な計画として、海外子会社、サプライヤ、地域社会、その他のステークホルダを対象に、リスク評価の範囲を段階的に拡大していく方針です。
人権リスクの評価と管理
定期的な社内自己評価や方針策定に加え、当社では顧客からの要請に応じて、第三者機関によるRBAガイドラインに基づくVAP監査を実施しています。これらの外部監査は、貴重な視点を提供するとともに、全体的なマネジメントシステムの強化に寄与しています。
2022年のRBA監査において、ヌヴォトン台湾の研究開発工場は、VAPリスク評価で満点の200点を獲得しました。この評価は、労働、安全衛生、環境、倫理、コンプライアンスなど、さまざまな分野を対象としています。
職場における不正行為に対する「ゼロ・トレランス(不容認)」方針を強調するため、全従業員を対象に、包括的な年次教育・研修を実施しています。この研修では、不正行為の予防策の啓発、さまざまな不正行為の識別方法、ストレス緩和の手法、相談窓口の紹介、自己防衛意識の向上などを目的としています。
また、管理職に対しては「職場における不正行為」への対応に特化したマネジメント教育・研修を実施しています。当社は、従業員にとってより良い職場環境の提供に引き続き取り組んでいます。
2024年には、台湾および海外地域のいずれにおいても、人権関連の苦情案件は報告されていません。また、従業員の結社の自由や団体交渉権の侵害に関する事案も報告されていません。
児童労働
ヌヴォトンは児童労働を一切容認しておらず、差別、強制労働、人権侵害に関する苦情は一切受けていません。