グリーン製品|研究開発とイノベーション

研究開発とイノベーション

私たちは、グリーン半導体を通じて人々のくらしを豊かにする「隠れたチャンピオン」を目指しています。チップの小型化により資源効率を高め、エネルギーの消費と温室効果ガスの排出を削減するため、先進的な製造プロセスへの投資を積極的に行っています。これにより、ステークホルダーの皆様が、環境に配慮した形で安心して技術の利便性を享受いただけるよう努めています。

SDGS
SDG 7  エネルギーをみんなに。そしてクリーンに
SDG 8 働きがいも経済成長も
SDG 9 産業と技術革新の基盤を作ろう
SDG 12  つくる責任、つかう責任

143

特許出願数

38

%

グリーン製品によるCO2削減率

91

台湾ドル

年間の研究開発費

研究開発とイノベーション

グリーン半導体技術の発展は、社会全体を低炭素でスマートかつ安全な未来へと導いています。当社は「研究開発とイノベーション」を、半導体製品のサステナビリティを推進する中核的な原動力と位置付け、製品アーキテクチャ、プロセスの選定から最終用途に至るまで、エネルギー効率や情報セキュリティなどの重要課題に戦略的に対応しています。
国際市場における新たな潮流を踏まえ、当社グループはMCU、クラウドコンピューティング、車載・産業機器向けネットワーク分野を中心に事業を展開し、製品の高度化に継続して取り組んでいます。また、チームワーク、人材育成、デジタル技術の高度化、および顧客との長期的な協力関係の構築を企業成長の重要な基盤とし、製品品質の向上に加え、研究開発効率および組織レジリエンスの強化を図ることで、半導体設計業界における競争優位性を強化しています。

半導体バリューチェーンにおける位置づけ

当社は半導体設計企業として、半導体バリューチェーンの上流に位置し、市場ニーズの変化の影響を直接受ける立場にあります。技術開発においては、柔軟かつ先進的で、統合力の高い体制が求められます。
サプライチェーンの観点では、当社製品は最終製品における制御・演算の中核を担っており、下流顧客に対してMCU、オーディオ、クラウドセキュリティ、バッテリーマネジメント、イメージセンサ、半導体デバイスなどの半導体製品を提供しています。これらの製品は、産業機器、車載、通信、民生、コンピュータの各市場において高い評価をいただいており、各分野で長年にわたり事業を展開しています。
なお、ヌヴォトン日本では、事業運営体制の見直しに伴い各BG の名称を変更し、組織運営と事業戦略の一貫性を強化しています(詳細は当社のバリューチェーンをご参照ください)。
さらに当社は、国内でも数少ないウェーハ製造能力を有する半導体設計企業の一つであり、台湾に6 インチウェーハ工場を保有しています。自社半導体製品の製造と、外部顧客向けのウェーハファウンドリサービスの両方を提供しており、原材料および製造設備サプライヤとの間に長期かつ安定した協力関係を構築しています。

 

 

研究開発とイノベーションのマネジメント戦略

 

2025 年、私たちは研究開発体制の拡大を継続し、年間研究開発費は90.5 億台湾ドル、研究開発人材は2,106 名にのぼりました。これらの研究開発人材は、製品設計、技術開発、検査・生産効率改善に取り組んでおり、製品および技術イノベーションに対する当社の強い意志と取り組みを示しています。

車載市場における競争優位性の強化(ヌヴォトン日本)

電気自動車はグリーンテクノロジーの将来的な潮流であり、ヌヴォトン日本は車載関連デバイス(MCU、BMIC、HMI 表示IC)において顕著な成果を上げています。2023 年に開発した第3 世代電気自動車向けBMIC から発展し、既に第4 世代製品を市場投入。一部製品は量産段階に入っています。主に車載および産業機器用途を対象としており、2025 年は日本の顧客の次世代電気自動車プラットフォームへの導入に成功し、来年度の車両モデルへの搭載を予定しています。

製品用途
TMOS車載スイッチ向け40 V / 60 V 小型MOSFET
HMI(Human Machine Interface)表示IC

I2025 年に第4 世代「Gerda™」車載HMI 表示IC シリーズを発売。3 機種(Gerda-4M / Gerda-4L / Gerda-4C)を展開:

  • 画像処理技術、セキュリティおよびディスプレイセーフティ機能を統合し、各種ヒューマンマシンインタラクションデバイスに対応
  • 電子ミラー、AR-HUD(拡張現実ヘッドアップディスプレイ)、メーターパネルなどの高精細車内ディスプレイデバイスの構築を通じて、運転の快適性および抗疲労性の向上に貢献し、安全運転を実現
バッテリーマネジメントIC(BMIC)

2025 年2 月、48 V 電池向け新型産業用17 セルバッテリーマネジメントIC「KA49701A」および「KA49702A」を発売:

  • 故障診断機能および故障安全機能をBMIC に統合することで、バッテリーマネジメントシステムの安全性を向上させ、システムコストを低減
  • 電圧測定精度:± 2.9 mV。動作時の消費電流を低減し、より長時間の電池駆動を実現
半導体レーザー

KLC330FL01WW:高出力紫外線半導体レーザ(波長379 nm、光出力1.0 W)

  • 独自のデバイス構造および高放熱パッケージング技術により、短波長、高出力および長寿命を実現
     

KLC435FS01WW:コンパクト型高出力紫色半導体レーザ(波長402 nm、光出力1.7 W):

  • 業界最先端のTO-56 CAN パッケージを採用し、業界最先端の光出力を実現
  •  省スペースかつ長寿命な光学システムの構築を可能とし、各種光学応用に対応